2016年11月21〜23日
執筆者 Liew Kung Yu・Koe Gaik Cheng(マレーシア)
概要・背景
アジアTYAネットワーク第2段階のリサーチ場として、シンガポールとクアラルンプールが選ばれた。
このネットワークを拡大する、更なる可能性とその作品を学ぶ為、この2つの国から選ばれたTYAアーティスト達と会う事になった。
しかしこのレポートでは、2016年11月21日から23日までのシンガポールにおける調査訪問に焦点を当てている。
この調査訪問の枠を越えて、様々なTYAアーティストやシンガポール国内で活躍する業界関係者にも会う事が出来た。(the Esplanade、the Goodman Arts Centre、the Japan Creative Centre、LASALLE College of the Artsといった機関の人々)
シンガポールの人口統計
シンガポールは多民族・多文化国家である。中国人系(76.2%)、先住民であるマレー人系(15%)、インド人系(7.4%)が人口の大半を占めている。
公用語はマレー語だが、仕事の際にメインとして使われているのは英語であり、教育現場で使われている言語も英語である。他の公用語としては、中国語(北京語)とタミル語が挙げられる。
1pm— Singapore Esplanadeにて
劇場情報:2002年開場。広さ60,000平方メートル(6.0ヘクタール)。
シンガポール川の河口近く、マリーナ・ベイに位置する芸術劇場である。
設備:コンサート・ホール(1,800席)、芸術劇場(2,000席)、リサイタル・スタジオ(245席)、演劇スタジオ(200席)
会った人達:
記録
10am – NAC ミーティング & Goodman Arts Centre
劇場情報:文化的に豊かなマウントバッテン地方の中に、7エーカーの芸術巣箱としてGoodman Arts Centreは佇んでいる。2011年の設立より、暖かく親密な雰囲気の中で芸術を体感する場として、アーティストや芸術に熱心な人、そして近所のコミュニティが集まる中心地として機能している。
設備:ブラック・ボックス、舞台小道具を作るワークショップ、会議室、多目的室、音楽スタジオ、プロジェクト・スタジオ、グリーンフィールド・モジュラー・スタジオ、野外の円形劇場
会った人達:
記録
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11am – Children’s Art Centre(子供のアートセンター) (Goodman Arts Centre)
劇場情報:2017年オープンの為に作られたChildren’s Art Centre(子供のアート・センター)はGoodman Arts Centreの中にある、多目的ホールである。特徴として、屋内・屋外それぞれのエリアがある。
設備:屋内エリアには、以下の設備を備えた小さな演劇空間がある−−− 子供にとっては親しみやすい「ホワイト・ボックス」、授乳室、アーティスト用の小さな楽屋、展示エリアとして使用出来るモジュラープラットフォーム。屋外エリアには、子供達が自然エコシステムを観察出来るVertical Gardenと都会風のEdible Garden、2つの庭園がある。
会った人達:
記録
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1.30pm – Japan Creative Centre
劇場情報:シンガポールにあるJapan Creative Centre (JCC)は、日本の文化や技術に関する情報を広める為の基盤機関として機能している。
設備:多目的ホール(50席)、コンピュータとAV機器を兼ね備えた電子図書館、展示を目的とした展覧スペース。
会った人達:
記録
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3pm – シンガポールのTYAアーティスト(Goodman Arts Centre)
会った人達:
記録
- 参加者達はシンガポールにおけるTYA周辺の様々な問題やトピックについて議論していた。議論中に挙がったいくつかのキー・ポイントを以下に記す。
11.30am – シンガポールTYAリサーチ・ミーティング(STYAR)
会った人達:
記録
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12.30pm – TYA教育ミーティング(LASALLE College of the Artsにて)
会った人達:
記録
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厳しいしつけで名高い小さな国でありながら、シンガポールは東南アジアにおけるTYA拠点地としての可能性を存分に見せてくれた。やがて急速にTYAを取り巻き、その観客達(児童青少年)を成長させていく役割を担う事になるだろう。
ここで私達のレポートを結論付けたい。
またこの場を借りて、感謝の気持ちを以下の人々に記す。