りっかりっか*フェスタ2017レポート

演劇は、過去と未来の物語を語ることができ、大切なことを伝え、子どもたちの想像力を育てる非常に重要なものである。
Lattanakone Insisiengmay (Toh) (ラオス)

アジアTYAネットワークプログラムレポート
Lattanakone Insisiengmay (Toh)

ラオスの Khaoniew Theatre GroupディレクターのLattanakone Insisiengmayです。以下、2017年7月21-31日に沖縄で開催されたりっかりっか*フェスタへの参加レポートです。

参加した活動:

  • アジアTYAネットワークプログラムメンバーとのミーティング
  • 世界へつながるTYAクリエイションシリーズで、さまざまな国から集まったパフォーマーが参加したワークショップの見学
  • アジアTYAネットワークミーティング参加
  • りっかりっか*フェスタに参加した作品の鑑賞:『ウィンド』『アダムの世界』『アナのはじめての冒険』『Mr. バンクの魔法のガラクタ』『グッバイ、ミスターマフィン』『スリーリトルソング』『炎の鐘』『アイオンザスカイ』『海のこどもたち』『レミゼラブル』『アゲイン』。鑑賞後、パフォーマーとのディスカッションを行い、児童青少年のための作品創作のプロセスについてなど学ぶ機会があった。
  • クロージングパーティーで主催者や参加したアーティスト、関係者と話をした

 

参加した成果:

  • 自分たちのことを紹介し、ネットワークを作り、東南アジアで作品を作るグループについて知ることができた。
  • 各国でのTYAが直面する問題について共有できた。経験の豊富な国からは、子どもたちの価値を証明しようと葛藤している国のメンバーへの提案があった。演劇を使って、そこから学校のカリキュラムへと発展させる可能性があるかもしれない。
  • 子どもたちの持つ豊かな想像力を活かすため、TYA作品の創作に子どもたちも関わるべき。政府や関連機関も含めて、すべての関係団体がプロセスに参加すべき。
  • 演劇は、過去と未来の物語を語ることができ、大切なことを伝え、子どもたちの想像力を育てる非常に重要なものである。

 

これからの希望:

  • 一般の人たちが、舞台芸術の価値を認め、より関心を持ってくれるようになること
  • もっとTYA作品を創作し、持続可能な形で質を高めながら活動していこう、という刺激をもらった
  • 自分たちのTYA作品を他の国のフェスティバルで上演したい
  • 毎年ラオスで、TYA創作のプロセスにフォーカスしたワークショップを行いたい

 

イベントの感想:

フェスティバルはとても良いイベントである。アジアとヨーロッパの参加者が出会い、アイディアを共有し、それぞれの地域でTYAをより高めていくための課題について、お互い意見を交換することができる。参加者は将来的なコラボレーションの可能性を作るネットワークを作る機会に恵まれる。国をこえて上演できる作品を作ろうとしているパフォーマーにはとても意味のあるイベントである。

www.khaoniew.com

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Lattanakone Insisiengmay (Toh)
ラオス
Khaoniew Theatre Group
ディレクター
りっかりっか*フェスタ参加者