りっかりっか*フェスタ2016レポート

時間が経つにつれて、各国の友人たちの間の関係性が強化されるだけでなく、私たちの関与の度合いも高まっていくでしょう。
Piewnam Chalermyart (タイ)

フェスティバル参加者報告

 アジアTYAネットワークやりっかりっか*フェスタ (国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ) について聞いたのは、これが初めてのことでした。ACO沖縄と国際交流基金の方々に対して、アジアTYAネットワークプログラムに参加できるようお招きいただいたことに御礼申し上げたいと思います。当初は、たいへん心配をしました。というのも、TYA関連の活動についての知識や経験を上手に共有できないのではないかと思ったからです。そして、この旅については、多くのことを考える必要がありました。なぜなら、今回が初めての1人旅だったからです。しかし、私は今回、多くのことを学び、新しい経験ができたと思っています。まるで、一生の宝物のようなものです。

アジアTYAネットワーク

 沖縄に到着した初日、私の第一印象は、新しい友人を見つけたということでした。フィリンピンからやってきていたTeatro MulatSigmuadと同じくフィリピンからきていた新しい友だちのNessです。もう夜10時に近かったのですが、空港に若い男の子が2人、迎えに来てくれました。名前が思い出せず、本当に申し訳ありません。

 彼らがモノレールでホテルまで送ってくれました。SigmuadNess、そしてスタッフの1人が旭橋で降りました。私は空港から10駅と離れたおもろまちで降りましたが、時間は30分とかかりませんでした。とても早く、また便利だと思います。その時、私はあまり眠く感じていませんでした。私はリブレ・ガーデンホテルに宿泊し、そのホテルはおもろまち駅に近く、駅からたったの徒歩5分で、那覇緑化センターへは10分しかかかりませんでした。

 725日の午後には、参加者がオリエンテーションに参加できるように、宮内さんがリブレ・ガーデンホテルまでお迎えに来てくだいました。タイや中国から参加した友人たちにはそこで会いました。ホテルから那覇市緑化センターまで歩きましたが、その道のりでラオスから参加していた仲の良い友人に会いました。

 オリエンテーションでは、新しい友人たちに会いました。友人の中には、Facebook上で繋がっている人もいましたし、カンファレンスやフェスティバルで何年も前にお会いしたことがあった人たちもいました。時間が経つにつれて、各国の友人たちの間の関係性が強化されるだけでなく、私たちの関与の度合いも高まっていくでしょう。一緒に働くという点でも進歩があるのです。そして、もちろん、オリエンテーションがあったことで、私は青少年向け演劇やATYA (アジア児童・青少年演劇フェスティバルネットワーク) についても知識を深めることができました。

 私にとっては、青少年向けの芸術作品のネットワークを作ることは、非常に興味深いものです。それは、子ども向けの芸術フェスティバルを作る上で、国々の間の協力となり、空間が広がっていきます。さらには、仕事上で得た知識と体験を共有することができるので、友人たちを触発することになります。このセミナーに参加したことで、上演された作品も鑑賞することができましたし、それに加えて、たくさんのものを見ることができました。これらは、りっかりっか*フェスタが注意深く、乳児や子どもたち、そして、家族のために選んだものでした。それぞれの作品は笑顔や、涙、笑いを呼び起こしており、私は感銘を受けました。観客は皆、喜んでいました。作品の中には、「もう一度、これを見たい」と思わせるものもありましたが、それは、こうした質問に答えていたからでしょうか?まるで長い間、その場に佇んでいたかのように感じました。こうした作品を制作してくださったアーティストの皆さん、ありがとうございました。とても素晴らしい作品が生まれていました。

アジアTYAネットワーク

 今回、集まっていた皆さんに御礼申し上げます。同じ創作という目標、最上のものを青少年のために作るという目標があります。下山さんが仰っていた「大人が愛してくれる作品を作らないといけません。そうすると青少年も作品を好きになってくれます」という言葉が好きです。私は完全に下山さんと同じ意見です。というのも、実際にそうだからです。今後、セマタイ・マリオネット (Semathai) は人形劇作品を作る際、グループの観客のことを第一に考えます。「どうやったら子どもたちから大人までの観客を惹きつけられる作品を作れるか?」を考えます。つまりは、私たちの作品全てをいろいろな観客が一緒に見て楽しめるものにしていけるかということです。ですから、私たちの主要なターゲットグループは家族になります。

 最後に、私たちもいつか人形劇をりっかりっか*フェスタで上演できる機会があればと思っています。

Piewnam Chalermyart

  • アジアTYAネットワーク
  • アジアTYAネットワーク
  • アジアTYAネットワーク
  • アジアTYAネットワーク
  • アジアTYAネットワーク
  • アジアTYAネットワーク
りっかりっか*フェスタ参加者
Piewnam Chalermyart
タイ
Semathai Marionette Arts for Social Foundation
副代表&パペティア
りっかりっか*フェスタ参加者