マンゴフレーバーの日本

ここで生まれた友情が、この仕事において自分がひとりではないということを証明してくれた
Caleb Lee (インドネシア)

アジアTYAネットワークプログラムへの参加は、文化の違いによるカルチャーショックの経験と切り離せない。いくつかの理由により間違いをおかした。たとえば、自分が慣れているよりも長い沖縄の日照時間により時間を勘違いしたり、2時間の時差によって体が混乱したり、言語で混乱したこともあった。それでも、事務局の皆さんが辛抱強く(心の中では怒りをこらえていたかもしれないが!笑)手助けをしてくれた。申し訳ない。次はもっと良くなるだろう。

ASEANのネットワークをつくるというアイディアは、若い世代と活動する私たちの友人すべての努力に関わることである。参加者それぞれが経験とディスカッションを共有できたことは非常に刺激的で、私自身の活動を続けていくにあたり大きな力を与えてくれた。ここで生まれた友情が、この仕事において自分がひとりではないということを証明してくれた。この分野で活動する多くの友人がいるということに勇気付けられ、もっともっと新しいアイディアをトライしたいと思われてくれた。

りっかりっか*フェスタ2018はすばらしく運営されたイベントだった。規律があり、全員がしっかり仕事をしていた。参加者には親切で、私自身の団体にも役立てたいような良い例を示してくれた。

作品には、新しいアイディアをもらった。

・『木と少年』『小ゾウのポボンとお月さま』『キリン』『ホワイト』は、シンプルやものや日常の物語から驚くべき作品をつくれるのだと教えてくれた。

・戦争の生存者が参加した『シージャダンスプロジェクト』は、トラウマを癒す効果的な活動を示してくれた。次世代にとっては、貴重な資料ともなるだろう。トラウマを抱えて生きる人々を助けるひとつのモデルとして、非常に重要な作品だった。

・『ナイトライト』『シンデレラ』は刺激的でエネルギーにあふれる素晴らしい作品だった。

しかし、児童青少年を対象としているフェスティバルであるにも関わらず、なぜ児童青少年の観客が少ないのか、ということが気になった。また、作品の中に若いパフォーマーが少ないことも気になった。

アジアTYAネットワークと世界各地のパフォーマンス、そしてカルチャーショックの経験から、次のプログラムとしてティーン世代の子どもたちを対象としたアジアのネットワークを提案したい。世代や文化、国を代表するような選ばれたティーンが参加し、国をこえた関係性をつくるというものだ。

Asian TYA Network
Caleb Lee
インドネシア
Tlatah Bocah
設立者・代表